Mt.ISHIZUCHI石鎚山脈登山道情報関連
【石鎚山々登山部】石鎚山 東稜ルート(西条市)
【取材日】2022年8月26日(金)
【取材先】石鎚山 東稜ルート(西条市)
【名 前】佳奈
西条市側からロープウェイを使う成就社ルートと、久万高原町の土小屋ルートという2つの主要ルート以外にも、いろいろなルートで山頂を目指すことができる石鎚山。
クラシックルートとして西之川ルートと今宮道ルート、さらに東稜ルートなどがあって…
どのルートを“上って・下る”のかを考えて登山計画を立てれば、同じ山とは思えないほどいろいろな楽しみ方ができるのも大きな魅力のひとつです。
前回はロングコースの西之川ルートを楽しんだので、今回は距離的にはショートだけど、いろいろハードな東稜ルートをチョイス。
何がハードなのかというと、不明瞭なルート、急勾配のルンゼ、ロープも鎖もない垂直の岩場、プチナイフリッジ等、とにかく登山の難所とされる要素がてんこ盛りなのです。
地図上にも“熟達者向け”と記載されている通り、安易に足を踏み入れることはNGですが、知識と経験を積んだらきっと挑戦したくなると思われるルートでもあります。
目標を決めてステップアップしていくのも登山の魅力ですもんね。
ということで。
土小屋登山口から歩き始めて、3のベンチで東稜ルートに分岐。
すでにこの時点で“ヤバそう”なルートという雰囲気が感じられることと思います笑
この日は平日ということもあって山の中は週末と比べてとっても静か。
さらに、この夏一番のベストコンディションといっても過言ではない、素晴らしい気象条件。
身の丈(以上)もあるササ薮漕ぎも、踏み外せば谷底まで一直線に滑落する細道も、指先が掛かるかどうかわからないほどの小さな岩の出っ張りに全体重をかけなきゃいけない岩場の恐怖も、素晴らしい眺望が全て帳消しにしてくれました。
東稜ルートから最初に上がるピークは南尖峰。
そこから天狗岳〜弥山方面の景色は、何度経験しても優越感なしに眺めることはできないし、南尖峰直下の岩場を無事にクリアできた喜びも相待って感無量。
決して安易に挑戦してはいけないルートなので、初回は経験者に同行してもらってのチャレンジをお勧めします。
さらに個人的にはヘルメット着用&ザイル持参を推奨したいところですが…
一度歩くとクセになってしまう魅力たっぷりなルートだと思います。
【えひめさんさん物語フォローアップ協議会からのお知らせ】
愛媛県では、7月12日から「感染警戒期 特別警戒期間」に警戒レベルを引き上げ、新型コロナウイルス感染拡大防止のための要請を強化しております。
皆様におかれましても、より一層の感染回避行動の徹底をお願いします。