Mt.ISHIZUCHI石鎚山脈登山道情報関連

【石鎚山々登山部】平家平~冠山(新居浜市)

2022.09.26

【取材日】2022年8月27日(土)
【取材先】平家平~冠山(新居浜市)
【名 前】佳奈

笹ヶ峰南登山口(高知県いの町)から冠山~平家平へアプローチしたことは何度もあるけど、新居浜側からは登ったことがなかったので…

大永山トンネル登山口からスタートしてちち山分れに上がり、冠山~平家平を歩いて中七番(住友フォレスターハウス)へ下りるという周回ルートを初めて歩いてきました。

とかくこの山域は、登山地図には載ってないのに明瞭すぎる昔の道が残っていたり、何も考えずに歩いていたらいつの間にか違う道に入り込んでいたりと迷いがち。

登山アプリのGPSが使えるようになって、道迷いの不安はとっても少なくなったことに感謝、ではありますが…
ガスに覆われて視界が真っ白な状態では、GPSがあっても不安は払拭できないなと…笑。

大永山トンネル登山口からちち山分れに上がるまで、トレイルのコンディションは最高なのに、ガスに包まれて全く視界がきかないという修行登山。
しかもガスが音を遮断してしまうためか、周囲は恐ろしいほどの静けさに包まれているし。

撤退すべきかどうかを含め、このまま安直に歩みを進めていいのか悩ましく、なかなかペースが上がらない。。。

だけど、ちち山分れのほんの一歩手前でガスが一気に走り去り、まるで「ようこそ」と山に出迎えられるかのように視界がクリアになっていき…

こういうのを“神がかってる”というのではなかったでしたっけ?笑

すっかり足取りも軽くなった♪
ちち山分れから平家平までの気持ちのいい稜線歩きを楽しもうと思います。

しかし、冠山の手前の上り区間はササ藪との闘い。
おまけに偽ピークが2つほどあって、山頂に着いたと思ったらまだ先があるというよくある展開。

それでも偽ピーク1つ目を越えたあたりから残っていたガスも全部消え、石鎚山まで続く稜線の絶景が姿を見せてくれて気分は最高!

さらに冠山を越えると今度は目の前に赤石山系の大パノラマ風景が出迎えてくれました。

なだらかで優美な山容の平家平までのトレイルは、小さなコブをいくつか越えなくてはならないけれど概ね歩きやすく、爽快な景色が気持ちよくてどこまでも歩いて行けそうな気分。

そして、あまりにも気持ちよくて歩けば歩くほど楽しくて、意外なほどあっけなくたどり着いた平家平。

この日は平日ということもあってか、広い山頂には誰一人いなくて…
360°視界を遮るもののない最高の絶景と、心地よすぎるほどの環境を独り占めするという贅沢…

序盤はどうなることやらと思っていた山行きでしたが、結果は大満足。
軌跡をまた新しく伸ばすことができたし、この先の三ツ森山にも挑戦したいと決意を新たにする日になりました。

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