Mt.ISHIZUCHI石鎚山脈登山道情報関連

【石鎚山々登山部】冠山・平家平(新居浜市)

2023.03.20

【取材日】2023年 3月 5日(日)
【取材先】冠山・平家平(新居浜市)
【名 前】佳奈

春が来るのは嬉しいけれど、でもまだ雪を楽しみたいという気持ちもあって…

北斜面に雪が残っていることを期待しつつ、冠山から平家平への縦走(周回)を敢行。

大永山トンネル登山口からちち山分かれへ上がり、稜線歩きで冠山〜平家平へ、中七番のフォレスターハウスへ下りて車道歩きでスタート地点へ戻る、おなじみのコースです。

「もうそれほど雪に悩ませられることもないんだろうなぁ」なーんて思っていたものの、実際には想像を超える残雪で一瞬タジタジ。。。

でもまぁそんなのもある程度予想&準備はしてたし。
ハプニングがあって、それを自分の力で乗り越えることに楽しさがあったりするのです。

登山のコンディション的には最高の日。
風もほとんどなく、雲ひとつないといっていいほどの青空。
気温は暑くもなく寒くもない。

しかし、無雪期でもタフなちち山分かれまでの急斜面…
雪が残っていれば当然、さらにタフさが増すのは言うまでもなく…

上ってる途中は「もう二度と雪のある時期にくるもんかっ」なんて思ったりするのに、稜線に上がった瞬間に「最高だーーーー!」なんて言ってる自分。
真っ白な雪の斜面を尾根筋までまっすぐ伸びるトレース、ひたすら上っている自分の姿を客観的に想像して「けっこうカッコいいんじゃない?」なんてニヤニヤしてしてみたり。

ちち山分かれから平家平までの稜線は、ほとんど雪は消えているところと、踏み抜き注意のポイントが連続するところが半々くらい。
想定していたよりペースが上がらなかったけれど、滑ることも転ぶこともなく、無事に平家平まで到着。
絶景のご馳走を心ゆくまで味わいました。

しかしながら、とにかく春夏秋冬それぞれに景観が素晴らし過ぎるのがこのルート。
遠く石鎚山へ続く稜線も、赤石山系から法皇山脈へ伸びる尾根の連なりも、さらに遠くの剣山〜三嶺まで一望のもとに見渡せる絶景。

今日も眼福をいただきました。

たぶん雪は今日で終わり。
また来シーズンを期待しましょう。

次に来るときは花探訪かしら。


この季節(融雪期)の山は、雪のコンディションが日毎、時間ごとに目まぐるしく変わるのが特徴。

朝はカチカチだった雪も日が上るに連れて柔らかくなるし、チェーンアイゼンでOKなところ、アイゼンが必要なところ、冬装備のいらないところがひっきりなしに入れ替わり立ち替わり現れます。

あらゆるシチュエーションを想定して準備しておくこと、撤退を含めたプランB、プランCを用意しておくことが大事かと。。。

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積雪状況や気象状況は日々変動し、現在のものとは異なりますのでご注意ください。
また、積雪期の雪山登山は夏以上に多くの危険が伴うため、事前の情報収集や入念な準備を行い、各自ご判断をお願いします。
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