ホーム|山で出会える動植物 白い花の仲間
イシヅチザクラ (バラ科)
- 花期:5月上旬~5月下旬
- 石鎚山系に点在している固有種。4mほどの樹高で枝先にうつむき気味に花をつけるのが特徴。
- 1500m以上の登山道沿い、岩場・岩隙
イチリンソウ(キンポウゲ科)
- 花期:4月下旬~5月中旬
- 一つの茎に一輪だけ花が咲くことから名がついた。ブナなどの林床や林縁に群生する。可憐な姿だが有毒。
- 1500m以下の登山道沿い、樹林内
ヤマシャクヤク(ボタン科)
- 花期:5月下旬~6月中旬
- シャクヤクに似た花で、ブナ林などに自生する多年草。茎の先に4〜5cmの花が上向きに咲く。
- 1500m以下の登山道沿い、樹林内
アカモノ(ツツジ科)
- 花期:5月下旬~7月上旬
- 日当たりの良い場所などに自生。赤い果実は甘く、別子銅山の人々に「別子イチゴ」と呼ばれ、親しまれていた。
- 1500m以下の登山道沿い、樹林内
コメツツジ(ツツジ科)
- 花期:6月中旬~7月下旬
- 標高の高い岩場やササ原に米粒のような小さな花を咲かせる落葉低木。秋には紅葉を見せる。
- 1500m以上のササ原、岩場・岩隙
イシヅチボウフウ(セリ科)
- 花期:7月下旬~8月下旬
- 石鎚山系の稜線付近に生育。風が強いところでは、葉が地をはうようにのびる。小さな白い花が多数咲く。
- 1500m以上の登山道沿い、岩場・岩隙
シコクイチゲ(キンポウゲ科)
- 花期:7月上旬~8月上旬
- 石鎚山系と赤石山系の高所にのみ分布する愛媛県の固有種。イチゲには一輪咲きという意味がある。日本アルプスに咲くハクサンイチゲの変種で、石鎚山を代表する花の一つ。
コウスユキソウ(キク科)
- 花期:7月上旬~8月上旬
- 葉に生えた綿毛が、うっすら積もった雪に見えることから名がついた。エーデルワイスの仲間。
- 1500m以上の登山道沿い
イブキトラノオ(タデ科)
- 花期:7月上旬~8月中旬
- 日当たりの良い草地に生育する。滋賀・岐阜県境の伊吹山に多く、虎の尾に見えるのが名の由来。
- 1500m以上のササ原
シシウド(セリ科)
- 花期:7月下旬~9月上旬
- 高さが2mにも達する多年草。草地に生え、多数の小さな花が傘状に広がる。一般的なウドとは別の種類。
- 1500m以下の登山道沿い
ホソバノヤマハハコ(キク科)
- 花期:7月中旬~9月上旬
- 本州中部以北に自生するヤマハハコに対して、この花の分布は中部以西。ヤマハハコより葉が細い。
- 1500m以上の登山道沿い、岩場・岩隙
マイヅルソウ(ユリ科)
- 花期:6月中旬~7月上旬
- 石鎚山系では標高の高い岩場などに自生していることがある。ハート型の葉の模様が舞う鶴に見えるのが名の由来。
- 1500m以上の登山道沿い、・岩場・岩隙
撮影:北添伸夫(北添科学写真事務所)