ホーム|山で出会える動植物 注意すべき動植物
撮影:山本貴仁
アブ・ブヨ(ブユ)- ともに吸血性がある虫。石鎚山系などでよく見られるのがイヨシロオビアブで、発生のピークは7月下旬から9月。ブヨは刺されると猛烈なかゆみや痛みがでることも。発生のピークは5月から10月。防虫スプレーやネットを被って防御しよう。
- 【刺されたときの応急処置】
患部をつまみ、毒液を絞り出すようにして水で洗い流し、虫さされの薬を塗る。炎症を遅らせるため患部を冷やす。
撮影:山本貴仁
スズメバチ- ハチの中で最も危険な種類で、夏から秋にかけて出現する。遭遇しても振り払うような動作は絶対にしないこと。姿勢を低くして静かにその場から遠ざかろう。黒くて動くものを攻撃するといわれているので、服装にも注意。
- 【刺されたときの応急処置】
毒液が仲間を集めるので、すぐにその場を去ろう。患部をつまみ、毒液を絞り出すようにして水で洗い流し、早急に救急指定病院へ。
- 四国に生息する毒ヘビは、ニホンマムシとヤマカガシの2種類。春から秋にかけて活動する。遭遇しても向こうから襲ってくることはないので、その場から静かに去ろう。遭遇を避けるためにも、足元には常に注意を払って。ヤマカガシは水場に多く生息する。
- 【かまれたたときの応急処置】
毒が体に回らないように患部を心臓よりも下の高さにして、速やかに救急指定病院へ。激しく動くと毒が回りやすいので、落ち着いて行動すること。
- 接触すると皮膚が炎症を起こす植物に、ハゼやウルシがある。中でも毒性が強いのがツタウルシ。ツル性の落葉樹で、ブナ林などの木や岩などに気根を出して這い上がる。触れるとかゆみを伴うかぶれを起こす。
- 【発症時には】
症状は触れてから1~2日後に出るといわれる。発症したら早めに皮膚科の診察を受けよう。