MAGAZINEプチさんマガ
日本一の紙のまち・四国中央市へ!
紙の歴史と未来を体感できる注目スポットをご紹介✨
今回は、愛媛県が誇る“日本一の紙のまち”——四国中央市にある、紙にまつわる魅力たっぷりの施設をご紹介します!
四国中央市が「紙のまち」と呼ばれる理由とは?
それはズバリ!紙関連の製品出荷額が日本一だからです。
平成16年の合併で誕生した四国中央市は、その後19年連続で全国1位(※)を記録。まさに名実ともに“紙のまち”なんです。(※総務省及び経済産業省が公表している「2023年経済構造実態調査(製造業事業所調査)」の「パルプ・紙・紙加工品製造業」製造品出荷額等(2022年実績)に基づく。)
しかも、ここでは「紙製品なら切手とお札以外ならなんでも作れる」と言われるほど、多種多様な紙製品が生まれています。伝統工芸の水引から、最新技術を取り入れた機能性の高い紙製品まで、多岐に渡っています!
このような四国中央市にある紙の名所として、紙について学べる「紙のまち資料館」をご紹介します。
紙の文化を学び、体験できる!「紙のまち資料館」
まず訪れたいのが、紙のまちの魅力がぎゅっと詰まったスポット、紙のまち資料館です。

エントランスで迎えてくれるのは、紙産業を支えた2人の偉人。

左側の住治平(すみ じへい)氏は、 宇摩地域の紙をブランド化し、産業の礎を築いた人物です。
右側の篠原朔太郎(しのはら さくたろう)氏は、“紙聖”と称され、和紙に初めて機械と動力を導入した発明家。特に「三角乾燥機」の発明は、紙の大量生産を可能にし、地域に大きく貢献しました。
館内には、毎年四国中央市で開催される「書道パフォーマンス甲子園」の作品があります!音楽に合わせて大きな紙にダイナミックに書き上げられた作品は、迫力満点で見ごたえ抜群です。

さらに、2階では手すき和紙の体験コーナーもあります!
好きな色をつけたり飾りをつけたりして、オリジナル和紙を作ることができます。くまやうさぎの形は、お子さんにも大人気!初めての方でも、スタッフがやさしく教えてくれるので安心です。

ほかにも、紙に関わる偉人の紹介、世界の紙文化、市内で作られている製品や水引の美しい作品など、見どころがいっぱいです。

紙のまちの未来を支える!
「愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター」
続いてご紹介するのは、紙の最先端を学べる施設「紙産業技術センター」。

ここでは、紙製品の研究や試験が行われており、展示コーナーでは紙の歴史や紙づくりなどについて深く知ることができます。

さらに注目は、水引細工の製作体験!
初級・中級・上級とレベルが分かれていて、初めての方はまず初級からスタート。好きな色の水引を選んで、講師の先生に教わりながら、自分だけの水引作品を作ることができます。

施設内には、巨大な水引モニュメントや、和紙で作られた人形の展示もあり、紙の持つ繊細さと美しさを存分に感じられます。

四国中央市には、紙の“過去・現在・未来”を体感できる魅力的なスポットがたくさんあります。
歴史ある産業を支える人々の思いにふれ、世界にひとつだけの体験をしてみませんか?
きっと、“紙”という素材に、今まで以上に愛着が湧くはずです。
◇紙のまち資料館
住所:愛媛県四国中央市川之江町4069-1
開館時間:9時00分~16時00分
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス:JR川之江駅から徒歩12分
公式サイト:https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/site/kaminomachi/
◇愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター(展示コーナー)
住所:愛媛県四国中央市妻鳥町乙127
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月27日~1月5日)、臨時休館日
※詳しくはHP等でご確認ください。
アクセス:三島川之江ICから車で10分
公式サイト:https://paper.iri.pref.ehime.jp/