MAGAZINEプチさんマガ

🍁紅葉シーズンに訪れたいスポット・瑞應寺🍂

2025.12.05

紅葉シーズンにぜひ訪れてほしいスポットが、愛媛県新居浜市にある佛国山・瑞應寺(ぶっこくさん・ずいおうじ)です🍁🍂
今回は瑞應寺について、4つのポイントに絞って紹介します!

➀瑞應寺とは?卍

曹洞宗のお寺で、室町時代から続く由緒あるお寺です。四国唯一の修行僧が仏道修行を行う場所です。一般の人も禅の修行をすることができます。お寺の本尊である釈迦如来の像は、行基が作ったと伝えられています。冬には、「雲水(うんすい)」と呼ばれる修行僧が、鉢を持って市内を巡る姿が見られます。

②住友家と瑞應寺の関係💠

 江戸時代末期、別子銅山の支配人である広瀬宰平氏と、20代目住職であった黙仙和尚は親しい関係でした。その縁で、お寺の境内に住友別子銅山の殉難者を供養するためのお墓を設け、供養塔を建てました。明治2年には、住友関係者を祭る「長泉堂」が建立されたこともあり、今でも住友家はこのお寺で大切にされています。
 ちなみに「長泉堂」の名前には、「末『長』く『泉』屋が続きますように」という願いが込められているそうです。
※「泉屋」とは、住友家が江戸時代に用いていた屋号のことです。

③大転輪蔵📖

 大転輪蔵(だいてんりんぞう)とは、「一切蔵経」という経典をしまうための回転式の書庫(本棚)です。もともとは京都の北野天満宮の境内に建てられていましたが、明治時代に出された神仏分離令によって、ここに移されました。能楽の謡曲「輪蔵」にも謡われている、歴史的に由緒ある法宝で、県の有形文化財にも指定されています。

④大銀杏🍂

 この大銀杏の木は、昭和31年11月に県の天然記念物に指定されています。樹齢はおよそ1000年、木の高さは約30メートル、幹の周りは9.4メートルあります。また、約300年前の5代目住職・月庭和尚の時代には、金毘羅大権現(神様)が降りてきた神聖な木として特に大切にされてきました。
 紅葉シーズンには、イチョウの葉が美しい黄色に色づき、黄金色のじゅうたんのように広がります。多くの人が訪れる人気の紅葉スポットです。

今回は「瑞應寺」の見どころを紹介しました。紅葉とともに、新居浜の歴史を感じれる場所です。ぜひ訪れてみてください。

 名  称:曹洞宗 佛國山瑞應寺
 住  所:愛媛県新居浜市山根町8-1
 アクセス:JR新居浜駅から車で約15分
 駐車場 :あり