MAGAZINEプチさんマガ

子どもたちが冬の芝生でヨガ体験!
心も体もパワーチャージ。

2021.01.26

四国中央市にあるyoga studio MAJORA(マジョーラ)主催のチャレンジプログラム が人気です。スタジオではなく、四国中央市のビーチや公園などの開放的な空間で「野外ヨガ」を行うというもの。

10月4日に川之江にぎわい広場で行われた「キャンドルナイトムーンヨガ」には、およそ50人が参加しました。

そんな「野外ヨガ」で、今度は子ども限定の「キッズヨガ」を開催するということで、12月26日、さっそく取材に行ってきました!

ポーズをこなすだけじゃない!
オリジナルストーリーで楽しむヨガ

会場は今回も「川之江にぎわい広場」。栄町商店街のすぐそばにありながら、広々とした芝生が開放的な会場です。

真冬の野外なので寒すぎないかな、と心配だったのですが、さすが子どもは風の子!

集まった子どもたちは、元気いっぱい芝生を駆け回っていました。

広場の真ん中に、円を描くようにヨガマットが敷かれ、インストラクターのKEIさんがスタンバイ。「始めるよー」の掛け声で、年少さんから小学1年生までのキッズが大集合しました。

子どもたちがそろうと、「ヨガってなんだろう?」というお話からイベントスタートです。

KEIさんとの会話を楽しむうちに、子どもたちは自然と笑顔に。キッズとの距離はどんどん縮まっていきます。

さあ、いよいよ体を動かすとき。

KEIさんのキッズヨガは、ただヨガのポーズをこなしていくのではなく、子どもたちが好きな動物やクイズを交えながらのユニークなスタイル。

KEIさん  「今年の干支は何か知ってる?」

子どもたち「ねずみ」

KEIさん  「そう!じゃあ来年は?」

子どもたち「牛!!!」

KEIさん  「じゃあ今日は、牛さんを探しにロケットで冒険に行こう!」

そんなふうに子どもたちとたくさんコミュニケーションをとりながら、オリジナルストーリーの世界へとみんなを誘います。

冒険に出発する前に、まずは準備運動。
深呼吸をしたり、股関節を伸ばしたり。

準備万端になったところで、ロケットのポーズで、冒険へしゅっぱーつ!

ウサギ、ウマ、トカゲ…と、さまざまな動物のポーズに挑戦。ライオン「ガオー」の顔マネをしたり、ミツバチの羽の音「ブーン」を口呼吸でマネてみたり。

オリジナルストーリーを通して、楽しみながらヨガに触れ合っていきます。

芝生の上で、駆けて、寝転んで。
屋外ヨガでしか体験できない心地良さ

「あれ、牛さんの鳴き声が聞こえるね?」

みんなで牛さんの鳴き声に耳を澄ませます。
ひとつの音に意識を向けることで、「今」に集中できるのです。

みんなで集中していると、遠くから「モー」の鳴き声が。

「聞こえたー!」「あっちだー!」と、みんなでダッシュ。元気いっぱい、靴も履かずに芝の上を駆けていきます。

牛を見つけてタッチしたら、またダッシュで戻ってきました。

牛にも会えたので、今日の冒険はここまで。ロケットに乗って帰る準備です。

ロケットに乗って、無事みんな帰還しました。

最後は、マットの上で太陽を見上げてゴロン。目をつぶってしばらく寝転がります。

マットがポカポカしていて、吹く風も心地よく、みんなとっても気持ち良さそう。
これは、室内スタジオでは味わえない喜びですね。

再び座り直し、今日はどうだったか、今はどんな気持ちか問いかけます。

「今日は動物をたくさん入れてヨガをしました。楽しかったかな?」

「はーい!」と元気いっぱいの返事。

たくさんのポーズに一緒にチャレンジした子どもたち。最初は難しいと思っていたポーズも、上手にマスターしていったみんなの顔は、達成感に満ちていました。

「もっと難しいのがしたかった!」と話すお友達も。「そっかそっか。どんなポーズがしたかったかな?」なんて語りかけながら、自然と延長個人レッスンも!?

随所でKEIさんが質問したり、サポートしたり。楽しい雰囲気なのはもちろん、真剣に自分で考えたり、温かい気持ちになったりできる、すてきなキッズヨガでした。

ヨガ後は、特製フードで栄養チャージ

「ヨガで心身を整えた後に身体が喜ぶものを食べてもらいたい」と、オリジナルフードも提供しているマジョーラさん。

今回のイベントにも、スープやマジカルシフォンなど、マジョーラフードがずらりと並んでいました。どれもヘルシーで、しかもおいしさにも妥協なしの、こだわりフードです。

こちらは季節のポタージュ。地元産のお野菜とアーモンドミルクを使用し、じっくり煮込んでいます。この日は白菜のポタージュでした。優しい味わいながら、具だくさんで食べ応えも抜群。身体中に染み入るおいしさでした。

こちらはマジカルシフォン。小麦粉・乳製品不使用のシフォンケーキの上に、ブルーのクリーム! ブルーのクリームの正体は、スーパーフード「スピルリナ」が配合されたソイホイップで、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富なのだとか。おいしいのにヘルシーでうれしいケーキです。

ヨガ終わりの子どもたちも、それぞれお気に入りのフードで栄養チャージ。

ヨガで体と心を育み、四国中央市を盛り上げたい

「屋外でヨガをすると、空気、風、匂いを感じながらヨガができるので、大人だとよく『心が洗われる』と言いますが、それは子どもたちも同じです」と語るKEIさん。

現代の子どもたちは、習い事に忙して遊ぶ時間がなかったり、遊ぶ場所が制限されたり。基礎体力が低い子どもが多くなっているそう。

「長い時間椅子に座っていられない子もいます。それは体幹がなくて座っているのがしんどいから。今の子どもたちは、日常生活で養える基礎的な体力、筋力、インナーマッスル、呼吸、メンタルが少ないんです」

ヨガは本来、フィットネスの観点ではなく、内側に目を向けるもの。「自分が楽に生きていくための知恵だ」ともKEIさんは言います。

「自分の内側を見て、瞑想する。それができれば、物事を多方向から見える子どもになる。ヨガをしていると、他人にメンタルを左右されません。ヨガは、対自分ですから。程よく動き、呼吸を整え、豊かな心を育てるためにも、ヨガは子どもにも最高なんです」

最後に「今後の野望は?」と尋ねてみました。

「今はこんな時代だけど、コロナが落ち着いたら、全国から四国中央市にヨガをしに来るぐらい、大きなイベントがしたいです。ヨガで四国中央市を盛り上げたい」

マジョーラフードを通じても、四国中央市を広めたいと語るKEIさん。

「フードには積極的に、地産のものを使っています。健康においしく食べてもらいながら、ふるさとの味や四国中央市のことを知ってもらいたいですね」

四国中央市をヨガで盛り上げるために、積極的にチャレンジし続けるKEIさん。
主催するヨガプロジェクトは、四国中央市を中心にさまざまな場所で、あらゆるバリエーションで行なっています。ぜひチェックしてみてくださいね。

(文・写真:高橋陽子)

【今回の取材先】
チャレンジプログラム「キッズヨガ」
日時:12月26日(土)10:00〜
場所:川之江にぎわい広場(四国中央市川之江町1856-40)
お問い合わせ先:yoga studio MAJORA(マジョーラ) TEL 090-3785-6335