MAGAZINEプチさんマガ

『あおぞら図書館と朗読会 in 千町棚田』
を体験してみました!

2022.07.27

去年の秋に紹介した西条市の千町棚田。
https://ehimesansan-next.com/petitsanmaga/senjyou2500

伝統ある風景を残していこうと、棚田では折に触れてイベントが開催されてきました。

今年の夏から秋にかけて企画されているのが『あおぞら図書館と朗読会 in 千町棚田』。

棚田の美しい景色を眺めながら、子どもたちと絵本を読んだり、音楽や朗読を聞いたり、散歩をしたり……幼い子供を育てる筆者としては、心くすぐるイベントです。

今年の10月まで月1回のペースで開催される模様。各回定員がありますので、お申し込みはお早めに。

というわけで、我が家は4歳息子と一緒に参加してきました。

棚田までの道のりは少し狭めの山道ですが、ワンボックスカーでも問題なく行けました。現地に着くとスタッフの方が案内してくれ、会場まで迷うこともありません。

初めて棚田を間近で見た息子は……『あっカニがいる!』

ちょうど田植えの季節だったこともあり、田んぼにはあめんぼやオタマジャクシが、小川にはカニやイモリがいるようです。

我が家は田んぼが近くにない場所に住んでいるため、息子は物珍しそうにうろうろ。

会場につくと、子どもたちは貸出絵本を思い思いに選び、好きな場所で読んで過ごします。

その後始まった朗読会では、歌や手遊び、絵本や紙芝居の朗読など、子どもだけでなく大人も楽しめるような内容になっていました。

プロの朗読家が読む紙芝居や落語は、臨場感たっぷり。

演目はその都度変わるそうで、行ってみてのお楽しみなのだそうです。

爽やかな風が吹き抜けるなか、ゆったりとした時間を過ごせましたよ。

興味津々で聞く子供たちが多い中、我が家の飽きっぽい息子は少々落ち着きがなかったのですが……。

主催者いわく「飽きたら途中で散歩してもらってもいいし、お好きなように過ごしてください」とのこと。

筆者はこの「優しい自由さ」がとてもいいなと思いました。

小さな子供を連れていると、途中で泣きわめいたら……帰りたいと言い出したら……そういう不安を抱えることは多いと思います。

でもこのイベントは最後まで参加を強制するものではなく、体調や子どもの機嫌に合わせてもらえたらとのことでした。優しい世界……!

お昼ご飯を食べたあとは、棚田をお散歩する時間。
いわゆる「映えスポット」を教えてもらいながら、のんびり散策してきました。

連なる棚田とその向こうに見える四国山脈が、見事な景観を生み出しています。

夜明けや夕方など、時間帯を変えて眺めてみたいと思いました。

私が行ったときは田植えと新緑の季節だったので、みずみずしい青さが美しかったです。

棚田は季節ごとに違った顔を見せていくそうなので、それもまた魅力のひとつではないでしょうか。

稲が育つ季節にはこんな風景も。

千町棚田の風景を一度ご覧になってみたい方、お子さんと参加できるイベントをお探しの方、のんびりした時間を過ごしてみたい方。

ぜひ一度、ご参加になってみてくださいね。

(取材・撮影/箱田千尋 写真提供/あなたとアート)

【イベント概要】
 
『あおぞら図書館と朗読会 in 千町棚田』

日時:8月21日(日)、9月11日(日)、10月23日(日)
募集人数:各回15名程度
参加費:無料

主催:あなたとアート
場所:新居浜ジャンドール千町多目的会場
お問合せ:090-7778-7508(富永)

お申し込み方法はメールにて
mail:anatato.art177@gmail.com

現地の様子等、詳しくは『あなたとアート公式Twitterまたはインスタグラム』をご覧ください。